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【BOSS活用術】CSV出力時に、項目を結合する方法
2025年7月25日
今回は、BOSSから出力するCSVテンプレートを編集する際にお役立ていただける内容をお届けします。
BOSSから他システムへ出荷指示を出したり、受注や売上集計のためにBOSSのCSVを活用する際に
どの項目を出力するか、どの順番で出すかというのをBOSSで指定する必要があります。
BOSSのCSV出力テンプレート機能についてはこちらのマニュアルをご参考にしてください。
※マニュアルのパスワードがわからない方はこちら
そのなかでよくあるのが
「BOSSでは住所が複数の項目に分かれているが、出力時に結合したい」というケースです。
本コラムはCSV項目の結合について、ピックアップしておりますので
同じようなお悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
CSV出力テンプレートについて
BOSSでは注文処理、出荷依頼などに使用する注文データを出力する際に、
複数テンプレート登録することが可能です。
※RSLプラン従来版では登録数に制限があります。
こちらのCSV出力ですが、BOSSの項目をそのまま並び替えて出力できるだけでなく
下図のようにその項目をどのように処理するか決めることができます。
中でも結合については使い勝手が良いですが、
いまいちどのデータが結合されるのか、どのように指定するのかが分かりづらいのでまとめていきます。

[結合]の処理について
自由入力した文字列同士を結合するパターンと、
出力された項目内のデータをそのまま結合するパターンがあります。
大事なのは2つの対象が1つの項目として出力されるということです。
また、結合対象の2つの項目は必ずしもCSVに出力されなくて良いというのもポイントです。
BOSSからCSVデータを出力する際に、データ上で結合した結果を出力してくれます。
今回「都道府県」「市区町村」「町名・番地以降」の3つの項目を1つの項目として出力したいので
①「都道府県」と「市区町村」を結合して「都道府県と市区町村」という項目を作る
②「都道府県と市区町村」と「町名・番地以降」を結合する
という2段階の結合を行っていきます。
まずは住所をそのまま出力
まずは比較のために、都道府県、市区町村、町名・番地以降をそのまま出力します。
管理・設定>共通設定>CSV出力テンプレート一覧でCSVのテンプレートを作成していきます。

該当ファイルを開いたものが以下です。
「処理後」が「そのまま」になっているのでそのまま出力されています。

B列、C列、D列を1つの項目に結合する設定を行っていきます。
住所結合する設定と実際の出力の様子
では、実際に住所を結合するための設定を紹介します。
そのまま出力する方法と一緒で、
管理・設定>共通設定>CSV出力テンプレート一覧でCSVのテンプレートを作成していきます。

まず①で「都道府県」と「市区町村」を結合して一つの項目にします。わかりやすく「結合1」という名前にしていますが、ここはご自身が管理しやすい名称に変更してください。
②では①で作った「結合1」と「町名・番地以降」を結合するような設定になります。
また、実際のデータで必要なのは「結合2」だけなので、
「結合①」は出力フラグをOFFにすることでCSVに出力されなくなります。


だいぶスッキリと、そして1つの項目に
「都道府県」「市区町村」「町名・番地」がくっついて出力されました。
いかがでしたでしょうか。
BOSSは都道府県という項目が分かれていたり、
各モールの受注CSVなどでも住所の区切り方が異なっていたり
自社のシステムに取り込むときには苦慮する部分かと思います。
ぜひ参考にしていただき、CSVデータ出力時のデータ結合を使いこなしてください!
また、CSVカスタマイズはいろいろな処理が可能です。
置換や抽出、数値の四則演算など試してみたい内容や
設定方法についてのご相談がありましたらいつでもお気軽にお問い合わせください。
我々も検証しながらなるべく理想の形でCSVデータが出せるよう、一緒に設定の検討ができればとおもいます!
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